反り腰について

腰痛を患っている方のほとんどに共通する『反り腰』ですが、皆さんは何故反り腰になってしまうかご存知ですか？
今回は腰痛の原因となる反り腰、その原因についてお伝えさせて頂きます。

1、筋力不足、筋力低下
人の体には数多くの筋肉がありますが、大きく分けると屈筋と伸筋の2種類になります。
関節を曲げる屈筋と関節を伸ばす伸筋、この筋力のバランスがとれた状態が人にとって正しい状態であり、このバランスが崩れた場所には基本的に痛みが出やすくなります。
この場合、背筋を伸ばす背中側の筋肉は伸筋に、体を丸めるお腹側の筋肉を屈筋に分けます。
日常的に立ったり座ったりする時、人は過度に俯かない様に背筋を伸ばします、これが伸筋を使っている状態になります。
ですが歳を重ねるに連れて、普段からあまり使う機会の無いお腹側の筋肉は日に日に衰えていきます。
背筋(伸筋)が強くなり過ぎ、腹筋(屈筋)が弱くなる、コレが反り腰の原因の一つになります。

2、ストレートネック
ストレートネックとは頭の位置が前方へ行ってしまい、首の骨の湾曲が失われて真っ直ぐになった状態を指します。
頭の重さは4〜6kgと言われており、そんな重量物が前方に傾いてしまったら体も前に倒れてしまいます。
その為、人の体はバランスを取る為に腰を反って重心を整えようとしてしまいます。
いくら反り腰を治そうと思ってもうまくいかないと言う方は、ストレートネックが原因かも知れません。

反り腰には他にも数多くの原因がありますが、今回は以上の二つを挙げさせて頂きました。
反り腰は腰の痛みだけでは無く、肥満や高血圧といった生活習慣病の原因にもなります。
当院では反り腰でお悩みの方々に対し、正しい姿勢の取り方、正しい体の使い方をお伝えさせて頂き、反り腰の改善を促します。
反り腰でお悩みの方は、ぜひ一度当院にお越し下さい。