水分不足のサイン

水分とは、成人であれば体重の約60%、高齢者であれば約50%を占める体にとって非常に重要なものです。
水分の重要性については過去にも投稿させて頂きましたが、今回は水分が不足している、もしくは不足しかけている時の体からのサインについてお伝えさせて頂きます。

1、口腔の乾き
口の中の唾液量が減少し、口腔の粘膜から潤いが減少している状態です。
かなりの量の水分が失われている可能性があるので早急に水分補給を行ってください。

2、倦怠感、めまい、頭痛
水分量が減少すると血液の循環に支障をきたします。
血液循環が悪くなると脳に巡る栄養や酸素が減少するため、頭痛や眩暈の原因になる事があります。
同様の理由で全身の筋肉に栄養や酸素が行き渡り辛くなるため、体の重さや倦怠感などが現れます。

3、手の異常
体の水分が減少してくると体の端から様々な異常が現れます。
分かりやすいのは手で、異常としては指先の冷え、手の甲を摘むと肌の戻りが遅い、親指の爪を抑えたあと色が中々戻らない。
これらが体の水分が失われている時に現れる手の兆候です。
体調が優れない時の確認方として活用下さい。

4、尿量の減少、またはトイレに行く頻度の低下
排尿は1日あたり5〜7回ほど行われて正常と言われています。
この数字より極端に少ない(2〜3回)場合や尿量が少ない場合、体の水分はかなり少なくなっています。
汗なども同じで、炎天下であるにも関わらず汗をかかない、もしくは少なくなったりすると体内の水分量が減少しているサインになります。

以上の4つが体内の水分が減少しているサインになります。
脱水症状は高齢者に多く発生しますが、その原因としては自身の変化に鈍感になっているからです。
ご高齢も家族をお持ちの方はこの4つに注意を払っていただけると幸いです。