ストレスについて

そもそもストレスとは、外部からの何らかの刺激によって起こる緊張状態のことを指します。
人はストレスが溜まると体内で大量のビタミンCと抗酸化作用の強いβカロテン、ビタミンEなどを消費します。
この状態を回避するため、人は体内でビタミンB群を消費してGABA、ドーパミン、セロトニンといった、幸福ホルモンを生成し中和しようとします。
ですがこのビタミンB群が不足すると体内で幸福ホルモンがうまく生成できず、ストレスはどんどん蓄積されていってしまいます。
こうなると体内ではビタミンCが大量に破壊され、免疫力の低下、疲労の回復力低下、乾燥肌などの症状が現れ始め、βカロテンが失われる事で体の酸化が早まり老化が進みます。
さらにストレスが溜まることによってうつ病などの精神疾患なども現れ始めます。

以上の事から、普段からストレスを感じて疲れが溜まっていると感じる人は、ビタミンB群が不足し始めている可能性があります。
さらにもう一つ、体内で不足している可能性が高いのがカルシウムです。
カルシウムは脳の興奮を抑える働きがあるので、ストレスで興奮した脳を落ち着かせてくれます。
このカルシウムを体内に効率よく吸収するにはビタミンDと呼ばれる日光を浴びる事で体内で生成されるビタミンが必要になってきます。
普段から屋内での活動時間が長く、日光を浴びる機会が少なくなるとストレスに対する抵抗力が低下してしまいます。

以上のことを踏まえてストレスに対してどの様な対策を取って行けばいいか、纏めさせて頂きます。

ビタミンB群が不足するとストレスからの回復力が低下、うつ病などの精神疾患のリスクが上がります。
ストレスに対抗する為には積極的にビタミンB群を摂取しましょう。

βカロテン、ビタミンCなどの抗酸化作用を強く持った物質が損なわれると、体の酸化が進みやすくなる為老化が進行し、免疫力も低下してしまいます。
ストレスを強く感じる時はビタミンCはもちろん、抗酸化作用を持った成分はしっかりと摂取する様にしましょう。

カルシウムが不足してくるとストレスに弱くなる。
カルシウムは脳の興奮を抑えてくれます。
カルシウムを効率よく吸収するには、日光にあたる事によって生み出されるビタミンDが必要です。
適度に日光に当たり、しっかりとカルシウムを摂取する事により、多少のストレスにも動じない心が手に入ります。

心のバランスを整えるためには様々な栄養素をバランス良く摂取するのが重要です。
偏食、暴飲暴食、欠食、アルコールの過剰摂取は、体内の栄養素の偏りが発生するため精神的に脆くなってしまいます。
普段からストレスを強く感じる、メンタルがやられていると感じる方は、一度食生活から見直してみた方が良いかもしれませんね。