ストレートネックの確認法

ストレートネックは、現代日本人の約7割が患っているとされる病態です。
ですが自分がストレートネックかどうか、分かっていない方もいらっしゃるのではないでしょうか？
今回は簡単に一人でできるストレートネックの診断法をお伝えさせて頂きます。

人の体には重心と呼ばれる軸が正面と真横に存在します。
正面の軸が大きく歪んでいる人は少ないですが、ほとんどの方は真横からの軸が大きく歪んでいます。
ストレートネックの場合、この軸を正しい状態にしようとしてもうまくいかないと言った特徴が現れます。
正しい軸とは壁を背にして踵、尻、肩甲骨、後頭部を密着させる事で再現できます。
この時に現れるストレートネックの特徴は、

1、そもそも後頭部が壁につかない
高齢者に多く、頭を正しい位置に戻す筋力が極端に低下しているとこう言った特徴が見られます。

2、顎が上がる
ストレートネックの人は後頭部を壁につけようとすると、首を後ろに傾けて壁に当てようとします。
すると後頭部は壁に接触しますが、顎先が上がってしまいます。

3、腰を反る
踵、お尻、肩甲骨、後頭部が壁に接触している場合でも、腰のそり返りが強くなる様ならストレートネックの疑いがあります。

これらの特徴のうち一つでも見られる場合、かなりの確率でストレートネックだと言えるでしょう。
ストレートネックは放置していても良くなる事はありませんし、重篤な症状の原因にもなります。
ストレートネックの改善には、運動と意識しかありません。
しっかりと頭を後方に引く運動、そして頭が前に倒れている時に位置を正す意識、この二つが重要になってきます。