巻肩の原因、大胸筋かも？

皆さんは大胸筋と言う筋肉をご存知ですか？
学校などで腕立て伏せをした事があると思いますが、その時に使っていた筋肉です。
大胸筋はとても大きく強い筋肉で、腕の筋肉と合わせると自分の体重以上の物を持ち上げる事ができるほどです。

そんな大胸筋の働きですが、腕と肩甲骨を前に押し出しというもの。要するに巻肩の形ですね。
この大胸筋の力が強過ぎる、もしくは短くなって固まってしまうと、肩甲骨が後ろに引けなくなって胸を張れなくなってしまいます。
肩甲骨が外に引っ張られると、胸椎と言う背骨は丸まります。猫背です。
猫背になると人の首は伸展(上を向く動作)しづらく、もしくは可動域が狭くなってしまいストレートネックになってしまいます。

この様に、大胸筋と呼ばれる筋肉が強過ぎたり固まってしまったりすると巻肩の原因になる事もあります。
基本的に人は自分の正面で作業する事が多いので、ほとんどの人が大胸筋を短縮させたまま作業しています。

短縮させっぱなしの筋肉は時間が経つにつれ柔軟性を失って伸びなくなってしまい巻肩の状態で固定されてしまいます。

こうなる前に皆さんは作業の合間合間に大胸筋を伸ばすストレッチを行ったり、

肩甲骨を背中側に引き寄せてくれる筋肉のトレーニングを行ってみて下さい。
ストレッチやトレーニングができないくらい体が硬くなってしまっている様なら、迷わず当院にご連絡下さい。